まごころ
20代の頃、小さなイタリア料理の店で働いていました。
西宮市の今津にあるカメリーノというお店です。
そこのシェフの料理は本当に美味しい。
すべてにまごころがこもっています。
具材をオーブンに入れる順番、取り出す時。
シェフはこう言います。
肉の油が落ちる瞬間、オーブンにじゅっと音がでる。
その音で肉の中の状態がわかる。と。
今。とりだして。と、私に言う。
5感、それ以上のなにかを使って、食材を感じる。
それは、すべて、おいしいと言われるその一言のため。
一緒に厨房に立っているときは、はあ、すごいなあと思うばかり。
でも、お客として、料理をいただいた時、はあ、、本当にすべて、まごころだなあ。
とかんじました。
食べると、心が温まる。自然に笑顔になる。穏やかになる。
そんな料理でした。
今はご自分のお店を持たれ、とっても繁盛しています。大好きなお店です。
なにかを極めると、そこには一定の共通点がある気がします。
そんな「なにか」がここにあります。
今まで生きてきたことが、すべて意味があるんだなと。
今日改めて感じました。
今日に感謝。
また明日のわたしに、応援のエールを送ります。
みなさんにも。